こんにちはタラさんです。
こうすれば正しいキャッチボールが身につきます!
キャッチボールをちゃんと教えられる人、
少ないですよ。
簡単そうで難しいのがキャッチボール。
実は奥が深いんですよ。
研究し続けました。
プロ野球選手の動きはつぶさに観察しました。
また、実績のある監督を訪ねては
「しつもん」を投げかけましたね。
桑田・清原を育てたPL学園の中村監督
東北・仙台育英・國學院大の竹田監督
投手作りの名人といわれた花咲徳栄の稲垣監督(故人)
三人の方には特にお世話になりました。
そして
数年前、今までの知識・経験・失敗をまとめて
「キャッチボールのテキスト」を作成しました。
そこで、今回、これをもとに
皆さんに正しいキャッチボールのやり方を
解説したいと思います。
1.キャッチボールが野球の基本といわれる理由
「キャッチボールは野球の基本である」
とよく言われます。
何故でしょう?
- 野球はチームワークが必要。
チームワークの根底には意思の疎通が大切であり、
お互いの息が合ったプレイが求められる。
キャッチボールはこの息を合わせる訓練である。 - プレイをするうえで大事なことは、捕りやすい所に投げる。
次のプレイにスムーズに移れるところに投げてあげること。
そこで根本的に、やさしさ、思いやりの心が必要となる。
この気持ちを養うのがキャッチボールである。 - 一見、複雑に見える野球のプレイは
キャッチボールの組み合わせからできている。 - 「投げる、打つ」2つの動作は共通の原理原則に基づいている。
良い打撃を身につけたければキャッチボールから。では、順を追ってみていきましょう。2.キャッチボールは息を合わせる訓練
もし、あなたが目の前にいる人から
いきなりボールを投げつけられたらどうでしょう。
びっくりしますよね。
ボールを捕球することだって容易ではありません。
場合によってはケガしてしまうかもしれません。
では、どうすれば、相手にボールを渡せますか?
そう、自分の意思を伝える必要がありますよね。
「投げるよ!いくぞ!」と声を掛ける。
この一言がとても大事なんです。
それに呼応して相手側も
「OKさあ来い!」とボールを呼ぶ声を発する。
こうして捕球の準備を整えるのです。
声を出すことによりお互いの意思の疎通がとれ
お互いに安心・安全な気持ちでボールを
送球&捕球することができるのです。
これを言葉のキャッチボールと言います。
一般生活においてもコミュニケーションは大切なスキルです。
コミュニケーションとは言葉のキャッチボールなのです。
3.キャッチボールは思いやりの気持ちが大切 これがチームワークを築く土台
キャッチボールの練習中
「相手の胸に投げろ!」
と指導します。
これが意味するところは何でしょうか?
「思いやり」です。
相手を思いやるとは相手の身になり気を遣うこと。
すなわち、相手の立場にたち
・捕りやすいボールを投げる。
・捕りやすいところへ投げる。
・次のプレイに都合の良い高さに投げる。
となりますね。
「胸に投げろ」とはそれらをすべて含めた言い方なのです。
もう少し細かく言うと
実際の場面では
ただ胸に投げても用をなさないことも出てきます。
たとえば
①内野ゴロをさばいて1塁送球
②ダブルプレイのセカンド送球
③タッチプレイ
それぞれ3つの場面では
送球の高さは変えたほうがより精度の高いプレイになります。
①少しでも早くアウトにするためには、1塁手は身体を伸ばして
捕球します。そのベルトの高さがいいですね。
②次に送球に移りやすい左胸辺り。
③タッチまでの時間のかからないヒザの高さ。
このようになりますね。
野球はチームワークを大事にする競技です。
チームワークとは共同作業ですから
お互いのことを思いやり息を合わせることが求められます。
したがって練習もここに重点をおいて行います。
思いやりのある質の高いボールを投げる。
これを「胸に投げろ」と言っているのです。
また、別な視点から見ると
自分の想いをボールに乗せて
相手の胸(ハート)に送り届ける。
だから胸に投げるのだ。
とも説明できます。
キャッチボールの奥深さ、わかっていただけますか。
4.まとめ
キャッチボールは野球の基本です。
野球の本質はチームプレイ。
メンバーとの共同作業が重要です。
そのためにはコミュニケーションがポイント。
お互いに相手を気遣い、思いやる心
これがチームプレイの質を高めます。
毎日の練習で欠かさず行うキャッチャーボール
言葉のキャッチボールも含めて
その積み重ねが、息の合ったチームプレイにつながります。
キャッチボールを見ればそのチームのレベルが
推し量れてしまいます。
簡単なようで奥が深いキャッチボール。
ていねいにやっていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回をお楽しみに!