こんにちは、タラさんです。
こうすればキャッチボールは上手になる!
今回は「この姿勢、この動きができたら合格」をテーマに姿勢の話のまとめをしたいと考えます。
それでは参りましょう。
1.この3箇所が柔らかく動けば合格!
1)股関節
2)肩甲骨
3)足首
柔軟性というと前屈のイメージが強いですね。
もちろんそれも一つの目安です。
ですが、ここでは運動動作を考えたとき大事な3箇所があります。
1)肩甲骨

写真:『いきなりスポーツが上手になる 古武術for sports』より
写真のように肩甲骨だけを動かせますか。
肩を上下に動かしながらの動きは簡単です。
あくまで肩甲骨のみを動かすのがポイントです。
最初は壁や床に手をついてやってみましょう。
肩甲骨の先端に意識を集中させるのがコツですよ。
2)股関節
長座開脚で座ります。
ほほずえをしてゆっくり前屈をしていきます。
両ひじが床につけば合格です。
ただし、ひざが曲がらないこと。
柔らかい人は
そのまま手を前に伸ばし
胸が床につくくらいまでいければ満点です。
3)足首
足裏をべたっと地面につけて
膝を抱えるようにしてしゃがみ込みます。
俗にいう「ヤンキー座り」ともいいますね。
その時にかかとは地面から離さない。
その姿勢でいられれば合格。
足首、すねの筋肉が硬いと後ろに転がってしまいます。
2.立ち姿
1)白樺のポーズ(クラッシックバレーの1番の姿勢)
「白樺のポーズ」とは旧ソ連の体操コーチで日本の女子体操競技のコーチに当たったラズモフスキーコーチによって紹介されたものです。
身体を自由にコントロールできる、機能的にも形態的にも非常に優れた基本姿勢と考えられています。
【姿勢の作り方】
①両足で直立したら、両方の足先をかかとを中心にして180度開きます。
(きつい時は、何かにつかまってもOK)
こうすることで股関節が外側に開いて(股関節外旋)
それによって骨盤がやや前傾になり上半身と下半身がジョイントされ、
まっすぐに立つことができます。
②頭のてっぺんから空に引っ張られる意識で
お尻の筋肉に力を入れます。
③手を身体の前に回し輪を作り、
大きな樹を抱っこする姿勢を作ります。
④最後につま先を元に戻し、体を一直線に。
そのまま肩を少し前に出して完成!
この時以下の3点をチェック。
- 少しつま先に重心が乗っている
- お尻の穴がキュッと締まっている
- 胸のあたりに意識が行く腰の入った真っ直ぐな姿勢ができたら合格です。
2)つま先&かかと上げ
運動の起点となる足(Foot)の部分の動かしか方です。
やってみると案外てこずります。
【手順】
① 正しい立ち方をキープ。
② 片方の足のつま先を、かかとを支点として上げる。
③ ②と同時に、反対の足のかかとを、つま先を支点として上げる。
④ ②と③の動作を繰り返す。
連続で10回を目安にスムーズに行えれば合格です。
3)その場足踏みで骨盤の歪み前傾・後傾のチェック
以前、ご紹介したチェック法。閉眼でその場足踏みをやってみると今のあなたの身体の状態が一目瞭然です。
最初の立ち位置からズレがなければ合格です。
3.全身のバランス
1)オーバーヘッド・スクワット
究極、この動作で全てがチェックできると言いても良いくらいのものです。
・膝が内側に入っている:臀部の筋力不足
・上半身が前に傾きすぎている:股関節の柔軟性不足
・腰が丸くなっている、踵が地面から浮いている
:ハムストリングスが硬い、足首の可動性が悪い
2)プランク
腹筋・背筋どちらにも同時に力が入り、身体の軸がしっかりと固まり、良い姿勢をキープできます。
3)2点支持
プランクの応用編になります。
下の図の姿勢をキープします。
ひじをつく姿勢から始めて、慣れてきたら手をつく姿勢へと
進めていくと良いでしょう。
本来プランクとは「板」という意味です。
前後左右から見て
身体が一枚の板になっていれば合格です。
そして、上の脚を外転してみましょう(外へ降り出す)。この時に腰が引けたり、開いたりする場合は、投げる打つの動作でも同じような動きが現れます。
4.まとめ
【身体チェック法】
1)関節の柔軟性:肩甲骨、股関節、足首
2)立ち姿:白樺のポーズ、つま先&かかと上げ、その場足踏み
3)全身のバランス:オーバーヘッドスクワット、プランク、2点支持プランク
以上大きく3点に絞って身体のチェックをまとめてみました。
無駄のない効率的な動きを身につけたければ
まず正しい姿勢を作ることが大切です。
正しい姿勢は正しい動作を導き
それは身体に一番無理のない動きになります。
日常生活においても座る、立つ、歩く
しゃがむ等々何気ない動作のなかに
身体の使い方の大切な要素がたくさん詰まっています。
常に正しい姿勢を心がけることが
ハイパフォーマンスを生み出すことに繋がる。
このことを忘れないようにしてください。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございます。
では、次回をお楽しみに。