こんにちは、タラさんです。
こうすればキャッチボールが上手になる!
しばらくスキルの部分から話題が離れていましたね。
そこで、今回は「ボールの握りかえ」についてお話します。
捕手・内野手にとっては生命線ですね。
できれば以前の記事「構え&捕球」 を
もう一度復習しておくことをおすすめいたします。
では、早速参りましょう。
1.ボールの握りかえは5本指のわしづかみでOK!
ボールの握り替えを少しでも速くしたいと思うと、
どうしてもボールをつかみに行ってしまいます。
ところが、返ってつかみ損ねます。
捕球したらグラブから利き手に
ポンとボールを落としてあげる感覚。
ここがポイントです。
(「構え&捕球」でも述べてあります。)
ということは、
捕球はグラブだけのシングルキャッチでOKなのです。
グラブから落としたボールを手のひらで受け止め
5本の指でしっかりわしづかみするのです。
そうすることでつかみ損ね(ファンブル)を防げます。
この感覚をつかんだら、
利き手をどんどんグラブに近づけて行けば良いのです。
2.手の平を一枚の板のように使う
素早いボールの握り換えを行うには
手の平の感覚が大切です。
手の平を一枚の板に見立てましょう。
ボールは板に当たり跳ね返ります。
そのボールを利き手がつかみとるわけです。
ボールを素早くつかむのに利き手の位置は
できるだけグラブ側の手に近いところが良いわけです。
そこで、
昔から「両手で捕れ!」と言われ続けてきました。
程よい両手の間隔は練習で身につける部分です。
最終的には
グラブを一枚の板に見立てて
プレーできるようになれば合格です。
1)手の平感覚をつかむには
簡単に言うと、左右の手の平の間で
ボールを行ったり来たりさせる感覚です。
これを、目をつぶってでも、
テレビを見ながらでも出来るようになれば
しめたもの。
手の平の何処を使ったら速いのか?
コツは指の付け根あたりが中心です。
2)柏手を打つように握り替えてみよう
正面からトスされたボールを
捕球と同時に柏手をたたく要領で
身体の正面で握り替えます。
一緒に両手を左右均等に開く(割る)練習を
してみてください。
捕球の際、決してグラブを身体に引いてこないように
注意しましょう。
3)スリッパを使ったキャッチボール
スリッパを使ってキャッチボールをしてみましょう。
ボールを利き手に落とす感覚がわかると思います。
私はゴム製の板グラブを利用しました。
3.グラブをはめても手の平感覚は無くさない
手のひらの感覚がつかめたら
グラブをはめて練習します。
最終的にグラブをはめていても
手の平感覚がそのまま残っているのが理想です。
1)グローブには手は浅く入れよう。
グラブの中心に
手の平の中心(指の付け根)がくるように
浅く手を入れましょう。
奥まで手を入れると
グラブのポケットがどんどん深くなり
ボールを取り出しずらくなります。
そこで、人差し指をグラブから出し
内へ押し込むことで
深くなりがちなポケット部分を
浅くすることもできます。
2)グラブのポケットは中指の付け根あたり
ちょうどボールの中心を中指の付け根の中心に置くと
自然とボールを包むようになります。
よりレベルをあげると
ゴロや併殺プレーなど動きのあるプレーには
薬指の付け根の位置でボールをバウンドさせて
グローブがボールを利き手に渡してあげる感じで
素早く持ち替えるといいですね。
グラブのウェイブの下あたりに
ポケットを作っていませんか?
これですと素手に置き換えたとき
ボールを手の平でつかめていないことになります。
当然、握り替えは遅くなります。
3)参考 ゴロ捕球の場合のグラブさばき
- 腕とグラブの重みを感じながら
地面に柔らかく降ろすだけで
打球はグラブに収まります。 - 打球方向に対し、
捕球面(手の平)を見せるようにしてグラブを出すと、ヒジがロックされ、グラブさばきがスムーズではなくなるので要注意です。 - グラブは親指が上、小指が下。
地面に柔らかく降ろす際は中指、薬指を地面につけるようにします。写真:東京中日新聞
4.まとめ
ボールの握り替えで一番大事なのは手の平感覚です。
プロ選手でも
基礎練習は柔らかく転がしたボールを
素手でていねいに捕球する
地味な練習をいやというほど繰り返します。
まず素手やスリッパを使って、
手の平感覚をつかみます。
最後にグラブをはめて同じようにできるか確認です。
決して手をグラブの奥まで入れないこと。
ボールの中心を中指の付け根の中心に置くと
ボールを包みこむ感覚が生まれます。
この握り替えも身体の中心線上で行うのが
バランスの取れた身体の使い方。
そのあとは自然に腕は左右に割れて
投げる準備に入っていきます。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
では、次回をお楽しみに!